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トピックス画像/エレクトロ35のSLOWランプがよく点く季節になりました。

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    リコー オートショット修理戦記【完結編:唸れゼンマイ!一杯のかけそば編】
    【前回までのあらすじ】
    ゼンマイ故障や欠品といった壁を越え、自作フィルム圧板を装備して復活を果たした・・・かに思えた1960年代のゼンマイ駆動カメラことリコー・オートショット。しかし、その独創的なメカニズムやパーツ構成は絶妙なバランスにて成り立っており、残念ながら自作圧板はうまく機能してくれません。
    圧板の資料も無く・・・悩みつつも復讐を誓う管理人でしたが?

    リコー オートショット修理戦記【前編】 (←CLICK!)
    リコー オートショット修理戦記【中編】 (←CLICK!)
    リコー オートショット修理戦記【後編】 (←CLICK!)



    ミノルタa7000のフィルム圧板をベースに、兄弟機であるオートハーフを模して改造圧板を製作してみたのですが、フィルムのパーフォレーション(穴)と歯車とが上手く噛み合ってくれません。何度か撮影している内に、フィルムがゼンマイで無理矢理引っ張られて破れてしまいました。

    オートハーフの圧板は単なる四角い板なのですが、オートショットの圧板には何か工夫がなされているのかも知れません。しかしながら、それを立証する資料は見つからずじまいでした。こうなったら、別のオートショットを探して確かめるしかありません・・・しかし、そう多くの個体が流通している機種でもありませんので、時間だけが無駄に流れていったのです。



    そんなある日、同系列機種である「リコー ハイカラー35S」と出会いました。
    勿論、真っ先に圧板の有無を確認すると・・・付いていました。そして、私の改造圧板に足りなかった要素も一瞬にして判明したのです!

    この個体はシャッター不動・巻上げ不可のジャンクで入手したものなのですが、購入した骨董屋さんでアイスコーヒーを飲みながらガチャガチャ弄っている内に息を吹き返しました。早速持って帰って電池を入れてみると、シャッター速度優先EEも正常に動いてくれます。レンズとゼンマイユニットの汚れを落とし、モルトを張り替えてハイカラー35Sの復活作業はあっけなく完了。



    ハイカラー35Sの圧板です。
    パーフォレーションと噛み合うギアがある位置にギア突起のための逃げがありました!これはオートハーフの圧板には無かったものです。ダミーフィルムを装填して連写すると、「チャ!ウィーン」といった具合に快調な作動を見せてくれました。

    試しにオートショットに装着して同様に連写すると、やはり快調に作動してくれました。しかも、改造圧板の時と違い動作が極めてスムーズです。これはやはり、改造圧板に問題があったようです。



    2枚の圧板を並べてみました。
    (上/改造圧板   下/ハイカラー35S圧板)

    ギア突起の逃げのみならず、寸法も若干ながら改善の余地がありそうです。
    折を見て再加工します。

    しかし今は、2台で純正圧板を共有して使っていた方がトラブル発生の可能性も少なそうです。2台のゼンマイカメラで1枚の圧板を共有するというのもシュールな使い方ではあるのですが、同時出撃する事も無さそうなので当面この方法で使っていきます。
    35mmゼンマイ兄弟、ここに誕生です(笑)。



    若干苦戦しましたが、遂に待望のオートショットが完全復活を果たしました。
    しかも、ハイカラー35Sという愉快な弟分まで加わって楽しさ倍増です!

    ちょっとツァイス・ヴェラ似(?)でシンプルな機能美を誇るオートショットに対し、マニュアルモード/シャッター速度優先EEにセルフタイマー、CdS露出計と余剰装備が満載のハイカラー35S。どちらも発売当時のリコーらしさを全身で体現しており、素晴らしく魅力的な機種です。

    可愛くてメカニカルな、そしてちょっぴり本気の撮影もできる35mmゼンマイカメラ。
    今秋は、リコー(ステキーとかS3とか)の秋になりそうです。



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    この記事に対するコメント

    リコーオートショットの復活、おめでとうございます。 圧板に逃げが必要だったんですね。
    そういえば、ローライ35SEの圧板にも上下に逃げの穴がありました、ボディを薄くするためなんでしょうかね。
    プラカメですがリコーマイポートというカメラを持っています、鏡胴部が四角いデザインです。 中古フィルターのワゴンにころがっていたもので100円でした。 少々電源on・offに難有りのようですが写りは良いです。 これにも圧板の穴がありました、リコー機は穴有りが多い?。
    2008/08/23  URL COMMENT:maimai   [EDIT]


    今回はデーターが少ないだけに悩みました。(圧板に逃げが必要だと)わかってしまえば簡単な事なのですけど、やはりクラカメ修理における最大の工具は「情報」だと痛感しました。ちなみに、リコー製カメラの圧板に穴開きが多いかは、現状ではまだ何ともいえません・・・
    マイポートシリーズは結構売れたのか、ジャンクワゴンではよく見る顔ですね。写りが良いと聞いてしまうと放っとけないのが私という生物!早速入手して写してみましょう♪

    余談ながら、次の修理はアイレス35−2が勝手に直りやがった(笑)のでエレクトロGLです。PENTAX・S2はシャッター用に適した布を探し中につき、もうちょい先になりそうです・・・
    2008/08/23  URL COMMENT:ferdi   [EDIT]


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